仕事探しの注意点 ダーウィン編

by Sachi Hirayama
(Darwin)

こちらは体験談ではなく、オーストラリア在住11年、ダーウィンで数多くのワーキングホリデーを見てきたSachi Hirayama さんから、これからダーウィンでワーホリする方に向けてのコメントです。

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来豪して間もないころは、英語もままなりませんから清掃業やレストランの仕事を探すのが一般的だと思われます。そしてそのライバルは、同じくワーホリで来ている、中国人、韓国人、台湾人など。

オーストラリアのアジア系レストラン、というか日本食レストランも中国、韓国人系が多いので、やはり同郷の人間を使いたいので、ここはひとつかなり頑張らないと仕事はゲットできません。

その時に是非気にかけていただきたいのが、スピードです、スピード重視。

他のアルバイトを見て、「あんな雑なやり方ダメだ、自分はもっと丁寧にやろう」などと考えていると、仕事を失います。彼らのほうが正しいのですよ。

注: 基本的に日本人の丁寧な仕事ぶりは誇るべきことと思っていますが、ここはオーストラリア、生き延びるためには適応していかなければなりませんから、このようなアドバイスをしているわけでありまして、「日本人らしさを失わせるようなことを言うな!外国かぶれめっ!」というようなご批判はお控えいただくようお願いいたします

で、具体的にどのくらいのスピードを目指せばいいのかというと、倍速をイメージすればいいかと。仕事のクオリティはといえばですね、10の仕事を10のスピードでするのではなく、仕事の質は7にまで落としてもいいから、それを半分の時間で出来れば、オーストラリアの熾烈な仕事獲得戦線で生き残ることができるのではないかと思います。

ダーウィンは時給が良いので、それを目当てに台湾、韓国人がやってきます。彼らはほぼ出稼ぎに来ていると言ってもいいくらいですから、仕事に対する姿勢が違うのです。日本人はお金を稼ぐという目的の他にも「知り合いができれば~」とか「英語を使う仕事ができればいいな♪」などという楽しい体験を求めてやってきているのですが、中韓台湾人はガッツリ稼いで、お金を本国の家族に送るくらいの気構えの人がいますので、迫力が全然違うので、よほどの覚悟を決めて働かないと。

これらのことを踏まえて仕事に挑めば少しは熾烈な就職戦線を勝ち上がることができるかもしれないなと切に願っております。日系企業による工事も多いのに、その多くがヨーロッパ人に持っていかれるのももったいないですね。そしてこの高時給を活かして、(レストランで最低17ドルくらい、クリーニングは20ドル以上、肉体労働だと50ドル近いはずだと思います)ので、出来れば沢山稼いでお金をため、オーストラリアの旅を満喫していってほしいなと願っています。

ダーウィンはこれから雨季真っ盛り、仕事探しは難しくなってきますが、その分去っていくバックパッカーも多い。何事もタイミングですので、あきらめずレジメ配りを!

そしてもしもCV(履歴書)のチェックが必要な人がいたら見てあげますよ。オージー向けに情報を削りますし、日本人はせっかく経験があっても遠慮して書かないので、後押ししてあげられます。しかしこれは、ダーウィン在住者限定です。料金は取りませんが、私のイベントのボランティアとかお礼に家の掃除の手伝いとかをしてくれたらOKです。そうそう、さ来週はダーウィン市からの依頼で折り紙教室をやりますので、折り紙ボランティア募集中です~。

最後にもう一つ、ダーウィンは専門職も慢性的人手不足ですから、「私の英語力では接客業しかできないし」などと思わず、果敢に過去の職種に関係ある分野にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。私はとろい、、、いえいえの~んびりしていますから、接客業や掃除の仕事は無理とわかっていました。ですから、自分の得意なことを活かせる仕事を探すようにし、いつしか自分で作り出すようになりました。

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